【担当者向け】工場の暑さ対策で見落としやすい“空間改善”の視点とは?
法令対応は強まる一方、現場では「暑いまま」の声も―
熱中症対策は強化されている。しかし現場では、設備を入れても暑さが残る。
このズレは、空調の台数ではなく、熱の入り方と空間の使い方で起きています。
I N D E X
対策は進んでいるのに、現場は変わらない
「空調を増やしたのに作業場所が暑い」
「スポットクーラーを置いても風が届かない」
「これ以上の投資は難しいが、このままでは作業効率が落ちる」工場では、生産設備や安全対策への投資が先に進み、空調や作業環境の改善は後回しになりやすいものです。
その結果、設備投資は進んだのに、現場の体感は変わらないというズレが生まれます。
熱中症対策は、現場任せにしにくくなっている
2025年6月から、一定条件下の作業では、報告体制の整備、手順の作成、関係者への周知が義務化されています。
目安としては、
「かなり暑い環境(WBGT28℃以上または気温31℃以上)で、
1時間以上、もしくは1日の中で長時間(合計4時間以上)作業するケース」
暑さ対策は「やるかどうか」ではなく、どう管理するかの段階に入っています
空調を増やしても効かない3つの理由
屋根・壁から放射熱を受けている
工場や倉庫では、外気温だけでなく、屋根や壁、設備周辺から受ける熱が作業環境に影響します。
日射で熱を持った屋根や壁、設備周辺から伝わる熱が放射熱です。
特に夏場は、屋根面や壁面が熱を持ち、その熱が室内側へ伝わります。
この状態では、空調を増やしても冷気が打ち消されます。
屋根直下の作業エリア、壁面付近、機械まわりだけ暑い場合は、放射熱の影響を先に見ます。
実際に、平林シートの施工事例で、危険物倉庫で屋根からの放射熱対策として遮熱施工を行い、輻射熱の侵入を最大約97%抑える構造とした事例もあります。
施工事例
1.冷やす範囲が広すぎる
工場全体を冷やそうとすると、空調は分散します。
作業エリアが一部であれば、そこに集中させる方が効率的です。
たとえば、シャッターを開放したまま全体を冷やしている、区画せずに広い空間をそのまま空調している場合、冷気は逃げ続けます。
2.空気が届いていない
送風機を増やしても、風の通り道がなければ届きません。
・大型設備で風が遮られている
・通路配置が悪く空気が滞留している
・作業者の立ち位置まで風が来ていない
見るべきなのは、機器を置いたかではなく、作業場所まで届いているかです。
次の状態では、張替えの方が結果的に合理的です。
まず確認すべき5つのチェックポイント
次の状態があれば、空調の台数ではなく、空間側に原因があるかもしれません。
- □ 作業場所だけ極端に暑い
- □ 屋根直下や壁面付近で暑さが強い
- □ シャッター開放時間が長い
- □ 空調を増やしても体感が変わらない
- □ 大型設備周辺で熱がこもる
暑さ対策を「冷やすこと」だけで考えない
ここで一つ、見落としやすい視点があります。
工場の暑さ対策では、空調設備を増やす前に見る順番があります。
・熱がどこから入っているかを見る
・冷やす範囲を整理する
・空気の流れを整える
・そのうえで空調設備を検討する
大切なのは、冷やすことだけではありません。
熱を入りにくくすること。必要な範囲を区切って管理すること。
この視点があると、設備を増やす前に見直せる場所が見えてきます。
空間を整えると、空調の効き方が変わる
平林シートでは、現場に応じて次の対応を行っています。
・ビニール間仕切りで作業エリアを区画
・カーテンで冷気の流出を抑制
・遮熱シートで屋根・壁からの熱を遮断
・機械周辺の熱源分離
・動線に合わせたレイアウト設計
同じ空調でも、空間が変わると効き方は変わります。
平林シートでは
・現況確認・図面整理・固定方法の検討・法的整理の初期判断まで対応しています。
工場内間仕切り工事をご検討の際はお気軽にご相談ください。
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工場の暑さ対策をご検討中の方へ
「どこから手を付けるべきか分からない」
「今の対策で改善できる余地があるか知りたい」現場写真や図面だけでも、改善ポイントの整理が可能です。
「まずは現状を把握したい」という段階でもご相談いただけます。
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