202604.01
遮熱シート

【担当者向け】工場の暑さ対策で見落としやすい“空間改善”の視点とは?

近年、職場における熱中症対策の重要性は一段と高まっています。
厚生労働省関連資料でも、製造業は職場の熱中症死傷者数が多い業種の一つとされており、一定条件下の作業では、報告体制や緊急時の対応手順をあらかじめ定め、周知しておくことが事業者に求められています。 

一方で、工場の暑さ対策というと、水分補給、休憩、空調設備の増設といった方法が先に検討されることが多くあります。
もちろん、こうした対策は重要です。
ただ、現場によっては、それだけでは十分な改善につながらない場合があります。

その理由の一つは、工場の暑さが単純に「気温」だけで決まるわけではないためです。
厚生労働省系の案内でも、対策が必要になる条件はWBGTや気温だけでなく、実際の作業環境や継続時間とあわせて判断されています。
つまり、暑熱環境は設備の能力だけでなく、作業空間の条件にも左右されます。

温度だけでなく、空間の条件も見る


工場内では、次のような条件が重なることで、暑さを感じやすい環境になる場合があります。

・屋根や壁からの熱の影響を受けやすい
・広い空間に熱がこもりやすい
・作業エリアと熱源が近い
・空気の流れが悪く、熱が抜けにくい
・必要な範囲以上をまとめて空調している

こうした状態では、空調設備を追加しても、現場条件によっては思ったほど効果が出ないことがあります。
そのため、暑さ対策を考える際は、「何を入れるか」だけでなく、「どの空間をどう使うか」という視点も欠かせません。

見落としやすいのは「放射熱」と「区画」の考え方


特に見落とされやすいのが、屋根や壁、設備周辺から受ける熱の影響です。
工場や倉庫では、外気温そのものよりも、屋根面や周辺部から伝わる熱によって、体感や室内環境が厳しくなることがあります。

平林シートでも、危険物倉庫において、夏場に屋根からの放射熱で庫内温度が上昇する懸念に対し、天井部や壁面へ遮熱シートを施工した事例があります。
この事例では、屋根からの熱や周囲の輻射熱の侵入を97%抑える構造とし、庫内の温度変動を抑える施工としています。

ここで重要なのは、暑さ対策を「冷やすこと」だけで考えないことです。
そもそも熱を入りにくくすること
○必要な範囲を区切って管理しやすくすること

こうした考え方が、現場によっては有効になる場合があります。

遮熱・断熱素材について

平林シートが関われるのは“空間側”の改善


熱中症対策そのものは、事業者による体制整備、作業管理、休憩、水分補給、緊急時対応なども含めて考える必要があります。
そのうえで、平林シートが工事や提案で関われるのは、工場環境の中でも空間側の改善です。

例えば、

・間仕切りで必要な範囲を区画する
・遮熱シートで屋根や壁からの熱の影響を抑える
・工程や用途に応じて空間を分ける
・通風や作業環境を踏まえてレイアウトを整理する

といった方法があります。

熱中症対策は、空間側の改善だけで完結するものではありません。
その一方で、工場の暑さ対策では、区画の仕方や熱の影響を見直すことで、設備を増やす前に対応できることもあります。
平林シートは、そうした空間面の改善に対応しています。

設備を増やす前に、現場条件を見直す


工場改善では、設備を増やすこと自体が問題なのではなく、
現場の条件を整理しないまま投資すると、期待した効果が出にくくなることがあります。

例えば、

・どのエリアを優先して改善したいのか
・熱の影響が大きいのはどこか
・区画することで空調効率が上がる余地があるか
・遮熱や通風改善で先に手を打てる場所はないか

こうした点を先に整理しておくことで、設備を増やす前に見直すべき場所がはっきりします。
そのうえで対策を考えると、どこから手を付けるべきか判断しやすくなります。

まとめ


工場の暑さ対策を考えるときは、空調設備や休憩体制だけでなく、空間の条件もあわせて確認する必要があります。
特に、屋根や壁から受ける熱、広すぎる対象空間、区画されていない作業環境は、見落とされやすい点です。

熱中症対策の制度対応とあわせて、
「この現場は、空間の区切り方や熱の影響を見直した方がよいか」
という点も整理しておくと、設備を増やす前に見直せる箇所が見えてきます。

平林シートでは、間仕切り、遮熱シート、空間分離などを通じて、現場条件に合わせた施工に対応しています。
空調設備を増やす前に、区画や遮熱で見直せる箇所がないか確認したい場合は、ご相談ください。

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